雑談エントリー

社内で企画のCさんとつらつらと話をした内容をエントリーにまとめてみた。たまには雑談的な内容もいいかなと思いまして。

親の世代が定年後マレーシアに移住する計画をしてたりする。年金だけでも生活できる場所に移動しても生活できてしまう世の中になっている。ノマドが当たり前になっている。

けど、ノマドもそろそろ終わりかなと。ふわふわしたつながりより、密度の高い関係や集中が求められる時代になってくる。

映画の手法として最初の10分でオーディエンスのメンタルモデルを作る方法がある。Webサービスにもいかせるのでは?ユーザにすべて答えを与えてしまってはいけない。ユーザが知りたい、探ろうとする能動にヒントや答えをおいておくおもてなしが重要。

大学時代、6面投影ディスプレイで行った実験。落下する映像を360度投影すると人間は、本当に落下しているように錯覚する。宮崎駿は早く走る映像だとスピードを感じさせられないことに限界を感じて、上下に落下する映像をよく使っている。そっちの方が観客に魅せられるれるので。人間はだまされやすい。

ディスプレイの話ではないが、人間は錯覚の中で生きている。そもそも貨幣という仕組みもすごい錯覚。貨幣食べられないし。生きることが簡単になってきたので、死ぬまでの暇つぶしをしてる。そういうゲームになっているのでは。ソーシャルゲームを非難することは簡単だけど、一歩引いてみると人生自体がソーシャルゲーム化している。

ものは有限なので、仮想的なものに価値を見いだすように努力しないと経済が成長しない。感情の起伏にお金を払っている。エンターテイメント産業。幻想を共有することで、そこに価値があると言い切ってしまうことでしか、経済の成長を実感できなくなる傾向になっていく。今後の方向性としては、幻想を膨らませていく方向が規定路線、ダークホースとしては経済の成長という幻想から降りるという方向性もある。

交換ができる動物は人間だけ。交換の媒体が社会をデザインしている。評価交換経済とか言っている人がいるらしいがよくわからない。交換媒体としてユニバーサルな感じしないけど。まぁ、けど極論をいうのも大切か。

Facebookは開発者からすると魅力の少ないプラットフォーム。Microsoft, Apple, Googleに共通するのは、開発プラットフォームでどこまで開発者を囲い込めるかに心血を注いでいるのがわかるが、Facebookからはそれを感じない。ユーザ8億人いても、今後の展開意外と厳しいかもしれない。

Twitterの赤字について。もう取り返すことはできないのでは。一時メッセージのエントリーポイントとしての役割としてメールアドレス的になっていけるかもなと思ったが、だいぶスパムの嵐になっている。エントロピー増大の法則で、情報の精度が落ちて行く方向にあがらえない。

一度大きな図体になったシステムは、それを超える品質の高い小さなシステムにより代替されていく。アメリカが小さな政府を本気で目指すのであれば、まずはシンガポールを買収するところから始めるのがいいのでは。日本だったら四国?いや、大きすぎる。淡路島ぐらいの規模で、国の中に小さな実験国家を作りそこでいろいろ実験したいところ。

島国、一民族、一言語の国家って珍しい。日本はボリュームを追って外部から移民を受け入れるより、もっとこのアイデンティティにこだわって戦略をたてた方がいい。

ソニーのリストラについて、自分たちがソニーのCEOだったらどうしていたか?Appleでやれたことは本来ソニーでもできたはずなのに。要素技術の時代は終わった。全体の仕組みをデザインできないとこれからはつらい。エジソンがすごかったのは、エンジンや発電機を作ったからではなく、送電網までデザインしたのがすごい。仕組みをデザインする必要がある。iTunesって送電網だねぇ。